年明け2日目は、長島美術館へ。レオ・レオーニ展が開催中ですので、前売りもっていってきました。レオ・レオーニと言えば、小2の教科書の「スイミー」!(以前に、スイミークッキーも作ったっけ…)。スイミーも好きですが、絵本デビュー作でもある「あおくんときいろちゃん」が、私も長男もとても好きな絵本です。絵というか、ちぎり絵で、ただ色紙が交じり合うだけなのに、人に見えてくる不思議。表情もないのに、感情が伝わる不思議。長男は、これは誰々で~と、色紙を友達に置き換え読んでいましたね@3~4歳ごろかなあ。大好きなお友達がお引越しした時にもこの絵本を渡しました。未だに、夜に読んで~とよくもって来ます。レオ・レオーニの作品は、白い部分が多いイメージですが、この余白のバランスも好きです。
(ガラス戸の前に人が出て撮るべきでした・・・)
レオ・レオーニさんて、絵本作家さんだと思っていたら、デザイン畑の方だということ、そして、当たり前だけれどデッサンがめちゃうま!なこと。衝撃でした。てっきりコラージュっぽい手法を主にする人なんだと思い込んでいたので、油絵も水彩もするし、彫刻までしていて、幅広い尚且つ、どれもすごく上手。何でも出来る多才な人なんだろうなぁ。デザイナー時代のポスターも何十年も前なのに全く古臭くなくて、なるほど絵本の余白使いの上手さも納得でした。空想の植物を描いたシリーズも、初めて見ましたが、とっても素晴らしかったです。架空のこと考えられる時間、大事ですよね。と、真面目に美術鑑賞している様で、あまりに美術に興味のない旦那と義弟と「作品名は何でしょう」当てという名の大喜利をしながら観る程度に私も芸術ド素人です。5人のカラフルな頭巾をかぶった女性の画で、「キャッツアイ」はIPPONで笑いを堪えました。残りの2人何者だよ!w
今回の戦利品。これと、ポストカードも買いました。っていうか、物販コーナーが、とにかく可愛すぎて・・・。買いたい衝動を抑えに抑えというところです。
余白が好きといいながら、私が一番惹かれた、余白の全くない珍しい「みどりのしっぽのねずみ」という絵本を買いました。子どもたちには難しく暗い内容で、人の愚かさのような部分を暗示しているお話です。案の定、夜寝るときに読んだら、子どもたちに「どうして、怖い本かってくるのーーー!」と言われました^^;私が歪んでいるからですね…。
年はじめから、とっても素敵な絵をたくさん見ることができて、最高でした。フレデリックの子年ですし。もう一回行きたいくらいです。姪っ子が上着の忘れ物をしてしまったので、ここにあればあわよくば・・・と思ってましたが、残念ながらここにはなくでした。その位素晴らしかったです。
:)napo